歴 史 

 日輪寺は敏達天皇時代に肥後熊本に建てられた七伽藍の一つで、当時は小峯山日羅寺と称する法相宗の寺でしたが、朱省天皇時代になり荒廃してしまいました。
 この寺を西暦1316年、正和5年に菊池武時公が天庵懐義を請じ再興し、西暦1327年(延元2年)後醍醐天皇の勅願所と定め、醫福山日輪興国禅寺と改めました。現在は曹洞宗日輪寺と呼ばれます。

山門と釣鐘
 山門の上部には、肥後三大銘鐘の一つである梵鐘が釣られており除夜の鐘にふさわしい音色を出します。

赤穂十七義士遺髪塔
 日輪寺には遺髪塔として有名な赤穂十七義士の遺髪が祀られています。毎年2月4日を命日として供養祭(義士祭)が行われます。

大仏様
 大仏様はお釈迦様の弟子で名前を賓度羅跋羅堕闍と申され、亡くなってから賓頭盧尊者の名前をいただかれ十六羅漢様の一人になられました。尊者と自分を交互に撫で祈願すると、病気が治り願いが叶うといわれています。別名、撫で仏様ともいわれます。

 その他にも、眼鏡橋、竜王山古墳、石体観音三十三基、大石内蔵助像など沢山の名所があります。
 春には約200本の桜と3万5千株のつつじが咲き誇り、つつじ公園としても有名です。